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第5回ココカラサロン「乳がんから命を守る自己検診法をマスター」レポート

2017年12月14日(木)、くらそラウンジ緑園都市店にて、「乳がんから命を守る自己検診法をマスター」と題したセミナーを開催しました。乳がんの症状の一つであるしこりは、1cmを超えたぐらいから注意深く触ると指で確認でき、自己検診(乳房のセルフチェック)を習慣にしているとその変化にいち早く気づけます。今回は、乳がんの早期発見に役立つ正しい自己検診法について、2人の講師にレクチャーしていただきました。

 1部は、NPO法人 ラン・フォー・ザ・キュア・ファンデーションの教育啓蒙活動の一つ「レモンプロジェクト」を通して、乳がんの基礎知識や、乳房のくぼみ、赤みといった乳がんのサインをレモンを使って学んでいきます。さらに、乳房模型でしこりの感触を確認し、脇の下から鎖骨までまんべんなくチェックする自己検診法をレクチャー。また、最近メディアでも取り上げられる機会が増えた「高濃度乳房」にも触れ、乳腺濃度が高い人はマンモグラフィより超音波が適しており、自分の乳腺濃度を知り適切な検診方法を選択する必要性を学びました。

2部は、乳がん啓発運動指導士の村越美加先生が、自己検診ができるリンパトーンストレッチ®を指導。リンパトーンストレッチ®とは、リンパマッサージとストレッチを組み合わせ、リンパと血流を促して代謝を高め、マッサージの流れの中で自己検診ができる体操です。デコルテストレッチ、肩スッキリストレッチ、ハト胸ストレッチ、腕ほっそりストレッチの4種類を実践。運動能力や年齢に関わらず、座ったまま誰でも簡単に行えます。激しい運動をしていないのに、体が温まり、肩まわりのこわばりがほぐれて軽くなったと好評でした。

大切な命と乳房、未来を守るためには、健康なうちから体に関心を持つことが第一歩です。早めにSOSに気付き適切に対処できれば、病気を必要以上に怖がることはありません。ココカラプロジェクトでは、今後も医療機関での定期検診と乳がんの自己検診の啓発を行い、健康のために今できることを伝えていきます。

 

【講師プロフィール】

緒方 貴瑛(Kiei Ogata)

NPO法人 ラン・フォー・ザ・キュア・ファンデーション所属。

乳がんの教育・啓発活動、定期検診の促進および治療を通じ、日本において乳がんが生命を脅かす疾患ではなくなることを使命とし活動するNPO法人に所属。講演会やチャリティーイベントの運営などに精力的に取り組んでいる。

 

村越 美加(Mika Murakoshi)

乳がん啓発運動指導士、ヨガインストラクター。

ヨガ、ピラティス、エアロビクス、シニアエクササイズの指導の他、インストラクターの教育や養成コースの講師、企業出張フィットネス、講演、メディアにおけるエクササイズモデル、エクササイズの監修、モデル業と幅広く活動。また、乳がん啓発運動指導士として、イベントなどで乳がんの自己検診に役立つストレッチを指導。

 

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