【管理栄養士監修】 がん治療中の食事を支える情報サイト「カマエイド」

抗がん剤治療中は、味覚障害や口内炎の痛み、食欲不振などによって思うように食事を摂れないことがあります。一番つらいのは患者さん本人ですが、少しでも食べてほしいという一心で毎回献立を工夫する家族も苦労が絶えないと思います。

食べられなくて体力が低下し、予定していた治療を続けられない・・・。そんな事態を避けるためにも活用したいのが、治療中のがん患者さんと家族のために管理栄養士監修のレシピやコラムを発信している「カマエイド」というサイトです。創業者の門間寛修さんはお姉さんががんに直面し、家族としてできることを探した結果、「食事」で支えることにたどり着いたと言います。

このサイトは、「食欲がない」「味がしない」などの悩み別や味つけ、また「とろみ」「消化に良い」などのキーワードからもレシピを検索できます。さらに「吐き気がするとき」「食べられない不安への向き合い方」「栄養補助食品」といったテーマ別のコラムからも治療中に食べられる食事のヒントが見えてきます。

食べやすさだけでなく「おいしく食べられる」ように工夫されたレシピの数々からは、患者さんの一助になりたいと願うサイト運営者の純粋な誠意が伝わってきました。人生の楽しみだった食事ががん治療によって苦痛にならないためにも、ぜひ参考にしてください。

■がん患者さんと家族をサポートする食事・レシピ集「カマエイド」

※サイト内で紹介している「知っておきたい乳がんと食生活の関係」を取材・執筆しました。